2013-10-23

インドネシアのデジタルキャンペーン 第一弾 (CLEAR)

今日は広告メニューではなく、インドネシアのデジタルを用いたキャンペーンを紹介します。

インドネシアはネット普及率 25% しかないので( 詳細はこちら )ネットを用いたキャンペーンは日本に比べると圧倒的に少ないです。

そんな中、今大々的なキャンペーンをやっている CLEAR のキャンペーンをピックアップ。

まずは、CLEARの基本情報から。

ブランド: CLEAR ( http://www.clear.co.id/ )
会社: Unilever
商品: シャンプー、コンディショナー、ヘアトニック (男性用も女性用もそれぞれ商品あります)



インドネシアでも Unilever は先進的なキャンペーンを行っています。恐るべし Unilever です。


今、CLEARが行っているキャンペーンは、
AYO INDONESIA BISA
と言う名前のものです。

(キャンペーン用マイクロサイト)


ざっくり言うと、ユーザー参加型のキャンペーンで、参加者が協力してゴールを目指し、ゴールしたらサッカーのインドネシア代表のために MANCHESTER UNITED のコーチを呼ぶと言った内容です。

様々な方法でコンテストポイントをため(後述)、そのポイントをCLEARグッズやサッカーグッズと交換します。上記キャプチャ真ん中の数字は交換されたポイント数です。
この数が2400万まで行くと最終ゴールです。

また、参加者全員の合計ポイントの途中経過に応じて、GALAXY、i Pod touch のガジェットが数名にプレゼントされます。


細かく見て行きましょう。

まずは、サイト遷移から。


①Microsite TOP

1stViewに参加者全員の合計ポイント数が表示され、すぐに最新の数値が追えるようになっています。
グローバルナビ、マイページログイン導線など 必要な情報はすっきり纏められています。


②既存ユーザー用ログインページ

こちらは普通のログイン画面なので、省略。


③新規登録画面

比較的軽い内容のフォームです。プレゼント発送があるため、名前、住所、電話番号は必須になってます。また、マイページ用にメアド(ログイン用)とパスワードも必須です。

④MyPage

マイページ内では自分が持っているポイント数、新たにポイントをためる方法への導線があります。


⑤ポイント交換

自分が獲得しているポイント数に応じて、プレゼントと交換できます。
豪華賞品(上の4つ)は抽選、下の商品は先着です。



次は、ポイントを貯める方法に関して。全部で4つ。
オンラインのアクティビティだけではなく、オフラインの方法もあるのが興味深いです。

①商品(シャンプー)についているコードを入力

②友達紹介

FB,TW,G+,Gmail,Y!mailで招待状を送るか、生成されたリンクを共有する方法があります。

③グループで写真、動画をアップロード


テーマ、ファイルフォーマット(写真/動画)によってもらえるポイントが変わります。

④個人で写真、動画をアップロード

③のグループ同様、アップ内容によってもらえるポイントが変わります。



キャンペーン内容、マイクロサイトの作り共に凝っているなぁ、と思います。
また、デバイスもiOS,Android,BBには対応しております。


最後に、集客に関して。

◆SNS
既存のTWとFBアカウント内にて大々的に告知しています。

Twitter(Followers:33,113)


Facebook(Like:4,503,388)

FBはLike Adを強くうっていたようで(自分も広告が何回もあたりました)、急激にLikeを増やしたと思われます。
Social BakersではLike数推移が追いきれていないようです。なんでだろ。。



◆広告
自分が当たった広告は下記の3種。あたってないだけで、もっといろんな広告うってるかもしれません。

・FB Like Ad(前述の通り)
・Google Display Network
・Youtube Masthead

Youtube Mastheadはムービーをキャプチャしたのでアップします。




ちょうど本日10月23日に目標の24Mポイントを達成していました。
何人が参加しているのかわかりませんが、24Mポイント達成はすごいですね。
2期間でポイント合計数を比較した結果、毎日50万ポイントくらいの勢いで伸びていました。


最後に、インドネシアでデジタルキャンペーンをしかけるにあたり、個人の見解を。

注意すべき点
①モバイルデバイスをどこまでカバーするか iOS? Android? BB? Nokia?
②マイクロサイトの容量の軽さ (ネット通信速度が遅いので)
③スパムへの対策 (特にFB・TWで参加できるキャンペーンの場合、過去の経験から)
④リアルと結びつけるしかけ (ネット普及率は25%しかないので)

US、日本で流行ったからと言って同じ方法でインドネシアでそのキャンペーンが流行るとは限りません。
ローカライズが必要です。

また、何かおもしろいキャンペーンがあったらブログ書きます。

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