完全に個人的な見解なので、偏ったトピックをピックアップしているかもしれませんがあしからずご了承ください。
① Google
まずは、一番お世話になったGoogleから。
・Enhanced campaign強制アップグレード
インドネシアのみならず全世界でのアップグレードでしたが、大きなトピックでした。
デバイスごとにキャンペーンを分けて運用していたので、纏める作業が発生し7月はバタバタしました。
エンハンストの強みはと言えば、「地域・デバイス・時間」によって自動的に入札を最適化する機能のはずが、当時インドネシアでは地域ターゲが使えなかった。。。
それなのに強制的にアップグレードするGoogleをみて、「あー、Googleだなぁ」って思いました(笑)
・地域ターゲ機能を実装
11月にようやく地域ターゲ(都市ベースとRadius ターゲ)が使えるようになりました。
正確に言うと、今年の最初は使えてたのに途中でGoogleがサービス提供をしなくなり、それが復活した形です。
使えていた機能を何のアナウンスもせず停止するGoogleをみて、「あー、Googleだなぁ」って思いました(笑)
・オフィス移転
11月末にGoogle Indonesiaがオフィス移転しました。
サービスオフィスにいたのですが、ようやく希望の場所が空いたようで、いい場所に引越ししました。
Google Singaporeに比べるとクオリティは低いですが、インドネシアの中だとかなり手の込んでいるオフィスです。
今までは、インドネシアのオフィスよりシンガポールのオフィスのインドネシア担当チームの方が圧倒的にスタッフ数が多かったのですが、今後はオフィスが広くなったのでインドネシアに集約してくるようです。
サービスクオリティが上がることを期待です。
・KOMPAS が Google に在庫を流す用になった
インドネシアの最大手Webメディアの一つのKOMPASが今年の初めからGoogleに在庫を流す用になりました。
プレースメントレポートを作ってた時、"kompas.com"を見て小躍りしたのを今でも忘れません。
②Facebook
広告周りは、メニューが変わったり、推奨フォーマットが変わったり (変わりすぎだけどw)、ダッシュボードのUIが変わったりしたけれど、そんなに大きな変化はありませんでした。
しかし、2013年 インドネシアでFBのユーザー離れが気になりました。
2012年11月を期にユーザー数が減少に転じているようです。
今まで Facebook Messenger を使っていた人たちは LINE へ、
コミュニティ形成は Path へ、と流れた人が少なくないのでは、と思います。
ユーザーが流れたと言ってもやはり FacebookがNo.1 SNS であることは間違いないので、ユーザーの動向をつかみながらマーケティングに活用する必要があります。
③Twitter
2012年11月末に Komli が東南アジアで独占パートナーになりましたが、2013年たくさんの広告が入っている印象は受けませんでした。
理由は下記2つだと思います。
1.最低出稿金額($20K/2カ月)がインドネシアの広告主には大きすぎる
2.140文字でユーザーとコミュニケーションを取る方法に苦戦し、それであればFacebookに集中する
CVIも今年Twitterのキャンペーンをいくつか行いましたが、
ウォールの流れが速い中ユーザーとコミュニケーションするのはFacebookより難しかったです。
インドネシア語は単語に必要なアルファベット数が英語より長いので、1回のtweetで少しのメッセージしか伝えられません。
また、今の広告管理画面はとても使いにくいので早急な改善と、
アメリカ・カナダでオープン広告プラットフォームになっているように、早くインドネシアでもSMBに対し開放が期待されます。
④Blackberryの衰退
数年前まで「インドネシアのモバイルはBlackberryが主流だ」と言われていましたが、
今はすっかりAndoroidに染まってしまいました。
(参考:Techinasiaの記事はコチラ)
Blackberry Messenger(BBM)をメインとしてBBを使っていたユーザーが、
安価なAndoroidでも様々なMessengerアプリ(LINEやkakao)が使えることに気づいたり、Andoroidの魅力的なラインナップに魅かれたり、で移って行きました。
また、秋にはiOS・AndoroidでのBBMアプリがリリースされ、もうBBを持つ理由はなくなってしまったように思えます。
⑤日系インターネット企業の動き(広告・マーケ関連事業のみピックアップ)
2013年も有名な会社が次々にリリースを出しました。
*抜けてたらごめんなさい。ご指摘いただければこっそり追加します。
・Adways Indonesia
日本初!アドウェイズ、インドネシアにてPC・スマートフォン対応アフィリエイトサービス「SmartDriver」を提供開始 (2013/09/04) リリースはコチラ
アドウェイズ、スマ―トフォンアプリ向け広告配信サービス「AppDriver」を東南アジア全域で提供開始(2013/10/01) リリースはコチラ
・MicroAd Indonesia
MicroAd Indonesia Establishes A Local Subsidiary “MicroAd BLADE Indonesia” Launches Ad Platform Business In Indonesia(2013/10/22) リリースはコチラ
・Interspace
INTERSPACE, A LEADING ONLINE ADVERTISEMENT COMPANY FROM JAPAN, WILL START AN ONLINE MARKETING PLATFORM ACCESS TRADE IN INDONESIA(2013/09/20) リリースはコチラ
・Irep
アイレップ、初の海外現地法人 インドネシアに子会社設立
「PT.DIGITAL MARKETING INDONESIA」、8月20日より営業開始へ(2013/08/19) リリースはコチラ
・CyberBuzz
インドネシアの現地法人 PT. Bina Blog Indonesia 設立に関するお知らせ(2013/08/21) リリースはコチラ
・Excite
エキサイトがインドネシア現地法人を設立し、営業開始へ(2013/06/25) リリースはコチラ
・Realworld
リアルワールドグループ インドネシア法人「PT Situs Karunia Indonesia」
インドネシアにてオンラインポイントサービスを開始(2013/03/13) リリースはコチラ
・Transcosmos
トランスコスモス、インドネシアでコールセンター事業を開始(2013/06/14) リリースはコチラ
・Criteo
Criteo pursuing further growth in Southeast Asia via hub in Singapore(2013/12/02) リリースはコチラ *SINオフィスですが、インドネシアでもサービス開始
インドネシアに来て早二年、動きは遅いけれども、広告主・サービサー・ユーザーすべてがデジタルシフトしています。
2014年はどんなトピックが起こるだろうか、楽しみです。
ブログ読んでいただきありがとうございました。
それではまた来年、良いお年を!