2013-07-05

検索から読み解くインドネシアのネット事情(第一弾)

前回のJKT48 vs Cherrybelle(第一弾)の投稿で、何人かの人から オタク って言われたので違うお題で書くことにしました。


前回はFBページに関する内容でしたが、今日は検索の傾向からインドネシアのネット環境を探ります。
GoogleAdwordsの個人認定をちゃっかり持っていて(Google Official Pageへリンク)、こっちの方が専門的だったりします。



まずは、使われている検索エンジン。

Google:95%
それ以外(Yahoo!、bing 等):5%

Google先生の一人勝ちですね。基本、Googlingです。



次に、インドネシアの検索ボリューム(Googleでキーワード検索される数)。
どれくらいだと思いますか?


昨日、Googleから聞いた数値は、30億/月 とのことでした。
この数値だけ言われてもピンと来ないですね(笑)

イメージしやすいようにちょっと計算します。

インドネシアの人口: 2.4億人
 内 ネット接続可能な人口:6,300万人

インドネシア人1日当たりの検索回数:1.58回

少ないですね(笑)
ちなみに2012年世界の検索クエリ数は 12兆(年間)です。


けど、実はこれはすごい伸びなんです。
半年前に聞いた時は、25億/月 って言っていたのです。
半年間で20%の伸び、驚異的です!!

ちなみに、インドネシアでGoogleを使って[Google]って言うキーワードの検索回数はこんな感じ。


「Googleって何だ?」ってGoogleで検索したのでしょうか(笑)
実際は、google map とかgoogle translate とかあるので、そっちの検索かと思いますが。



インドネシアの月間30億クエリで何が検索されているのでしょうか。
インドネシアに来たことない人には想像しにくいかもしれません。
というか、いても想像できません(笑)


2012年のインドネシア国内の検索キーワードランキング!(簡単な解説を付けました)


1.Gangnam Style 歌手
 全世界でヒットしましたね。いろんなところで音楽流れてました。


2.Noah バンド
 メンバーの一人が数年前にプライベートセクシー写真を流出させ刑務所行き。去年出所。

3.Tomcat 害虫
 去年、ジャカルタ市内で繁殖した害虫。僕も駆除スプレー買いました。

4.Coboy Junior バンド
 12歳~15歳で構成。「かわいい」で人気らしい。

5.Jokowi 政治家
 ジャカルタ州知事

6.Indonesian Idol
 インドネシアの人気TV番組。ここから未来のスターが生まれるかも。

7.Cherry Belle 歌手
 アイドルグループ JKT48 vs Cherrybelle(第一弾) を参照

8.Ayu Ting Ting 歌手
 ダンドゥットというインドネシアの労働階級者に人気の音楽歌手

9.Sukhoi 飛行機
 去年ジャカルタで落ちた飛行機。デモフライトで山に衝突、全員死亡約40人。詳細は闇の中。

10.Nenek Gayung 映画
 ホラーかつセクシーらしい。イスラム教だけどやっぱりエロは好きなのか(笑)

 

ちなみに、日本のランキングはこんな感じ。
1.金環日食
2.オリンピック
3.台風
4.ドラクエ 10
5.地震
6.ユーロ 2012
7.肺カルチノイド
8.金子哲雄
9.iPad mini
10.iOS 6

インドネシアは日本に比べてバンドや人を検索することが多いようですね。
ネットユーザーのボリュームゾーンが20代なので、彼らの関心毎がそのままランキングに反映されている感じですね。



第二弾はもうちょっと深い内容で、リスティングに関して書こうかと思います。

それではまた^^ 良い週末を!

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