2013-10-23

インドネシアのデジタルキャンペーン 第一弾 (CLEAR)

今日は広告メニューではなく、インドネシアのデジタルを用いたキャンペーンを紹介します。

インドネシアはネット普及率 25% しかないので( 詳細はこちら )ネットを用いたキャンペーンは日本に比べると圧倒的に少ないです。

そんな中、今大々的なキャンペーンをやっている CLEAR のキャンペーンをピックアップ。

まずは、CLEARの基本情報から。

ブランド: CLEAR ( http://www.clear.co.id/ )
会社: Unilever
商品: シャンプー、コンディショナー、ヘアトニック (男性用も女性用もそれぞれ商品あります)



インドネシアでも Unilever は先進的なキャンペーンを行っています。恐るべし Unilever です。


今、CLEARが行っているキャンペーンは、
AYO INDONESIA BISA
と言う名前のものです。

(キャンペーン用マイクロサイト)


ざっくり言うと、ユーザー参加型のキャンペーンで、参加者が協力してゴールを目指し、ゴールしたらサッカーのインドネシア代表のために MANCHESTER UNITED のコーチを呼ぶと言った内容です。

様々な方法でコンテストポイントをため(後述)、そのポイントをCLEARグッズやサッカーグッズと交換します。上記キャプチャ真ん中の数字は交換されたポイント数です。
この数が2400万まで行くと最終ゴールです。

また、参加者全員の合計ポイントの途中経過に応じて、GALAXY、i Pod touch のガジェットが数名にプレゼントされます。


細かく見て行きましょう。

まずは、サイト遷移から。


①Microsite TOP

1stViewに参加者全員の合計ポイント数が表示され、すぐに最新の数値が追えるようになっています。
グローバルナビ、マイページログイン導線など 必要な情報はすっきり纏められています。


②既存ユーザー用ログインページ

こちらは普通のログイン画面なので、省略。


③新規登録画面

比較的軽い内容のフォームです。プレゼント発送があるため、名前、住所、電話番号は必須になってます。また、マイページ用にメアド(ログイン用)とパスワードも必須です。

④MyPage

マイページ内では自分が持っているポイント数、新たにポイントをためる方法への導線があります。


⑤ポイント交換

自分が獲得しているポイント数に応じて、プレゼントと交換できます。
豪華賞品(上の4つ)は抽選、下の商品は先着です。



次は、ポイントを貯める方法に関して。全部で4つ。
オンラインのアクティビティだけではなく、オフラインの方法もあるのが興味深いです。

①商品(シャンプー)についているコードを入力

②友達紹介

FB,TW,G+,Gmail,Y!mailで招待状を送るか、生成されたリンクを共有する方法があります。

③グループで写真、動画をアップロード


テーマ、ファイルフォーマット(写真/動画)によってもらえるポイントが変わります。

④個人で写真、動画をアップロード

③のグループ同様、アップ内容によってもらえるポイントが変わります。



キャンペーン内容、マイクロサイトの作り共に凝っているなぁ、と思います。
また、デバイスもiOS,Android,BBには対応しております。


最後に、集客に関して。

◆SNS
既存のTWとFBアカウント内にて大々的に告知しています。

Twitter(Followers:33,113)


Facebook(Like:4,503,388)

FBはLike Adを強くうっていたようで(自分も広告が何回もあたりました)、急激にLikeを増やしたと思われます。
Social BakersではLike数推移が追いきれていないようです。なんでだろ。。



◆広告
自分が当たった広告は下記の3種。あたってないだけで、もっといろんな広告うってるかもしれません。

・FB Like Ad(前述の通り)
・Google Display Network
・Youtube Masthead

Youtube Mastheadはムービーをキャプチャしたのでアップします。




ちょうど本日10月23日に目標の24Mポイントを達成していました。
何人が参加しているのかわかりませんが、24Mポイント達成はすごいですね。
2期間でポイント合計数を比較した結果、毎日50万ポイントくらいの勢いで伸びていました。


最後に、インドネシアでデジタルキャンペーンをしかけるにあたり、個人の見解を。

注意すべき点
①モバイルデバイスをどこまでカバーするか iOS? Android? BB? Nokia?
②マイクロサイトの容量の軽さ (ネット通信速度が遅いので)
③スパムへの対策 (特にFB・TWで参加できるキャンペーンの場合、過去の経験から)
④リアルと結びつけるしかけ (ネット普及率は25%しかないので)

US、日本で流行ったからと言って同じ方法でインドネシアでそのキャンペーンが流行るとは限りません。
ローカライズが必要です。

また、何かおもしろいキャンペーンがあったらブログ書きます。

2013-10-06

ディスプレイ広告から読み解くインドネシアのネット環境(第一弾)

検索に関するブログは過去にいくつか書いていましたが、ディスプレイは書いていなかったので
今日はインドネシアのディスプレイ広告(バナー広告)に関するエントリーです。


参考までに、過去に書いた検索の記事はこちら。

検索から読み解くインドネシアのネット事情(第一弾)
検索から読み解くインドネシアのネット事情(第二弾)


まずは、ディスプレイ広告の全体像をざっくりと。

昔のエントリーで インドネシアのネット広告費は140億円程度(詳細は コチラ)と書きましたが、
個人的な見解では、このネット広告費の殆どはディスプレイ広告に使われているのでは、と思います。

検索広告もようやく特定の業種で広告主が増えてきた状態ですし、
アフィリエイト、ポイントサイト、リワード等もまだまだこれからの環境だからです。


ディスプレイ広告を 純広ADNWに2分してそれぞれ詳細を見て行きましょう。


純広告 

インドネシアの大手ローカルメディアは存在しますが、日本のようにレップはありません
そのため、買付時は媒体と直接やり取りをするのですが、彼らも動きが速いわけではなく
メディアガイド・料金表を出させるのも 一苦労することがあります。

昔あった一例を記すと、

1.こっちでプランニングしたいから各メニュー面の料金表が欲しいと言ったら、
  「基本的にそういう取引はしてないから、クライアント情報と予算を教えてもらえれば媒体側でプランニングする」
  との回答。
2.言われた通り、クライアント情報と予算を伝えると、平気で予算超えの提案をしてくる(笑)
3.「予算超えてるじゃん」と指摘をして予算内のプランを再度出させる

と言うようなやりとりもありました。この①~③までに3日くらいかかりました。。。


インドネシアで有名な純広メディアを2つご紹介します。

Alexaランキング8位の detik と、12位の kompasです。



◆Detik.com ( http://www.detik.com/ )



インドネシア最大級のニュースサイト。CT Corpグループ。
ニュース、金融、自動車、女性など様々な切り口でサブドメインを切っている。

PV: 140,023,714 (Jan/2013)
UV: 36,704,829 (Jan/2013)

広告料金はもちろん面によって違いますが、参考までに Detik TOP の Showcase Ads 1(Yahoo!でいうブラパネの位置)は

Rp.35,000,000/Day (日本円で30万円くらい)

です。
1週間貼るとなると、250万円くらいです。
実数で比較すると日本の純広と比べれば安いですが、インドネシアの相場を考えるとなかなかいい金額です。
PPC広告だと日本と比べて5分の1から10分の1 で出稿できるので。

ちなみに、この枠は掲載面保証ではありますが、インプレッション保証はしません
土日はトラフィック落ちるので、料金が安くなったり、純広入っていないことが多いですね。


◆Kompas.com ( http://kompas.com/ )

 


インドネシア唯一の全国紙のWeb版。 Kompas Gramediaグループ。
こちらも、ジャンルによって様々なサブドメインが切ってある。
去年までは唯一アドネットワークに売れ残りを流さないで純広で頑張っていた大手メディアですが、
今年は在庫を開放してしまいました。TOPページの在庫までも(笑)

PV: 120,425,505  (May/2013)
UV: 18,902,385  (May/2013)

こちらの広告メニューもTOPレクタングルだけ参考までに。

Rp. 28,490,000/Day (日本円で25万円くらい)
1週間買えば175万円です。 
こちらもインプ保証はしません。


トラフィックはDetikの方がKompasより多いですが、広告メニューはKompasの方が多いです。

Kompas のリッチメディア広告をいくつかご紹介します。

TAG AD

FOLDED AD

ABSORB


PEEL AD


Synchronization


 PAGE OVERLAY


SITE TAKE OVER



ちなみに、私の知る限りインドネシアで最も高い純広枠YoutubeMastheadで、
10月に値上がりした金額で $15,500/Day です。

Masthead LEXUS



ADNW

GDNをはじめ、有名なアドネットワークがいくつかあります。
DSPもようやく出始めておりAdExchangeでの取引も始まっています。

特徴としては、Googleの在庫が圧倒的に多く、他ADNWが独自の在庫を持っていることが少ないです。
他ADNWはDSPでADXの在庫を買い付けている状態です。
その代わり単純なバナー配信と言うわけではなく、リッチクリエイティブで出稿できることがウリです。


参考までに2013年7月の ComScore のインドネシアでのDisplay Adのリーチ率のデータの一部をちょっとだけ。


GDNで Total Audience の90%にリーチできるとのこと。恐るべしGoogle。
2位以降はADX在庫をDSPで買い付けている会社が並んでいます。
有名メディアでGoogleがカバーできていないのは、Yahoo!くらいでしょうか。


それぞれのADNWの特徴を書くとかなり細かくなるので割愛します(笑)
知りたい方がいればご連絡ください。



インドネシアのDisplay広告の今後


純広告

安売りをしたり、ADNWにいい面の在庫をはかずに、リッチクリエイティブなどのメニュー開発を行い、 
純広でしかできない商品を売ってプレミア感を保つべき

また、今後 広告出稿の一元管理、アトリビューション分析をするクライアントも出てくると思うので、
3PAS での広告配信対応も必要になってくる。


ADNW

しばらくはGDNが最強ネットワークであることは間違いない。しかし、Googleはインドネシアでは開放していないメニューもいくつかあるので、そこは早くリリースすべき。(というか、してほしいw)

GDN以外のADNWは、エクスクルッシブな在庫が持てれば強いが、あまり現実的ではないかも。
なので、Googleにはまだできないこと、例えば リアルな店舗データを取り込んでデジタルの広告配信に活かす(Xrostみたいな)が出来れば、差別化がはかられて生き残り続けると思う。まだまだ先かなぁ。。。

2013-09-15

インドネシアのネット普及率は何パーセントなのか?

インドネシアでネット系ビジネスを始める方であれば一度は調べたことがあると思われる
「ネット普及率」に関しての投稿です。

日本であれば総務省など信頼性のある機関からのデータがありますが、
インドネシアでは出所によって数値にバラツキがあります(笑)


さまざまな出所からの数値をご紹介します。派生するデータも一緒に。


①The Internet's New Billion (THE BOSTON CONSULTING GROUP)

こちらはBCGのインドネシア内では良く知られているレポートですね。
大手Webメディアがインドネシアネット普及率を説明する時もここのデータを使ってたりします。

ただし、難点はちょっとデータが古い。 Sep 2010に書かれたレポートなので3年前です。


インターネットユーザー数、普及率


インドネシアのネットユーザー数(全デバイス)
2006年:2,000万人
2009年:3,100万人 普及率:12%
2015年:9,400万人(予想) 普及率:37%

2015年で1億人弱まで増えればすごい成長ですね。
住んでる肌カンから言うとそんなに伸びないんじゃないか、って感じです。
Androidがさらに出回って、モバイル回線が整えば可能性はありますが。

インドネシアのPC台数、普及率


2006年:600万台
2009年:1,100万台 普及率:5%
2015年:3,800万台(予想) 普及率:15%

うーん、PC普及台数少ないですね。。。
ジャカルタのオフィス行くと普通に1人1台PC使っているので、こんなに普及率低いものか と疑いたくなりますが、訪問先はみんなネット系の人たちだからかな(笑)


インドネシアのモバイルSIMカード数、普及率


2006年:6,900万枚
2009年:1億6,600万枚 普及率:66%
2015年:2億7,400万枚(予想) 普及率:107%

こちらはモバイルユーザー数ではなく、SIMカード販売枚数です。
1人で数枚使う人も多いので、ユニークユーザー数はもっと少ないです。


インターネット利用目的


他国と比べて特徴があるところをピックアップすると

1. Social networking (58%)
  SNS大国です。FBは世界4位、TWは世界5位のアカウント数です。ジャカルタは世界で一番ツイートが多い都市だそう。

2. Forum (33%)
  昔のブログにも書いた、Kaskusの威力が大きいかと。 CtoC での売買がされていたり、日本の2ch見たいなスレッドがたくさんあります。ちなみにjkt48で検索すると、1,500以上のスレがあります(笑)

3. Job hunting (20%)
  LinkedInがビジネスマンの間で浸透しています。インドネシアでは240万人の登録数です。(SE Asiaで最大)



②Internet Media Habits Decoded (Yahoo! Indonesia)

 こちらはネット普及率ではなくメディアリーチのレポート
2009年のデータなので古い & ネット会社のレポートなので楽観的に見ているところも多い気がしますが、参考までに。

性別・SES別 メディアリーチ


なんと、A1層へはRadioよりインターネットが上だと。
というかテレビ最強(笑)


年齢別 メディアリーチ


15-19歳は新聞よりネットの方がリーチできる。
どこの国も若者の新聞離れはあるみたい。

ちなみにRadioのリーチ率が高いのは、ジャカルタのひどい渋滞の中で車内でラジオを聴く人が多いから。



③International Telecommunication Union

こちらはデジタルデータだと世界的に有名な機関で、よくソース元になっています。

ネット普及率


こちらのデータではBCGよりも低い数値ですね。
2009年 BCG 12%に対して ITUでは 7%
ちなみに2009年のITUデータのソースは Ministry of Communication and Information Technology だそう。

うーん、何でこんなに開きがあるのだろう。。。


④Mark Plus

インドネシアの最大手マーケティングコンサルティング会社
創業者のHermawan Kartajaya はコトラーと一緒に「MARKETING 3.0」を執筆した人。

ネット人口


2011年で5,500万人がネット利用で全体のの22.1%。
ITUが同年18%なので、ここでも若干開きがある。。

最新データ2012年は6,100万人がネット利用者。割合にして25%

⑤eMarketer

こちらは世界中のデジタルデータのマーケットリサーチをしている会社。

ネット人口、普及率


2011年データで43M17.5%。ITUの18%とほぼ同じ
2012年データは約60M24%。こちらはMark plusの12年データ61.1M、23.5%とほぼ同じ
2015年予想はBCGの94Mの37%とほぼ同じで、93.4M36.5%


スマホ人口、普及率


先のBCGはSIMカード販売台数でしたが、こちらはスマホの販売台数です。
2013年は3,800万台で人口の15%が利用予想。自分の想像より高いです。


⑥Google 




ネット人口、普及率 2012年 5,840万人(24%)
スマホ人口、普及率 2012年 2,160万人 (9%)

Mark plus, eMarketerのデータとほぼ同じ。どうやらこの近辺の数値が信憑性あると言えそうな感じです。

⑦comScore


ネット人口、普及率 2012年 4,700万人(19%)
他と比べて若干低いですね。インドネシアであれば5%は誤差の範囲内と言っちゃいそうですが(笑)

comScoreは面白いデータも出していて、インドネシアのDisplayAdのKey Measuresがあります。
最新の Jul 2013 のデータより。

TOTAL UV 1,362
 つまり今年の7月はディスプレイ広告で1,362万人にリーチできたということ。
 総人口で割り戻すと5%。。。うーん、少ない(笑)
 ディスプレイだけではなく、サーチや動画の広告もあるのでデジタルでのリーチはもっと高いけれども。

参考までに、上記の1,362万UVのうち、Googleがカバーしている数は1,228万人 (90%)
圧倒的な強さです、Googleは。



⑧おまけ ネット接続スピード (Akamai Report)


2012年で6,000万人くらいがネットに接続しているインドネシア。
インドネシアでネット接続したことがある人はほとんどが「ネット遅いな~」って言ったことあると思います(笑)

どれくらい遅いかを Akamaiのreportからデータで見ます。
Akamaiは世界最大手のコンテンツデリバリネットワーク (CDN) で全世界のトラフィックの15%~30%くらいさばいているとか。


Avg. Connection Speed

 日本平均 11.7Mbpsに対して、インドネシア1.5 Mbps。平均およそ8分の1のスピード。

Broadbandの割合


> (左)10Mbpsの割合:日本43%に対して、インドネシア0.2%
> (右)4Mbpsの割合:日本79%に対して、インドネシア3.7%


やはりインフラが貧弱ですね。
インドネシアのネットサービスの成長スピードはBiznet、FirstMediaにかかっているかもしれません(笑)

 

まとめ

長くなりましたが、纏めます。

2012年 インドネシア ネット人口は約6,000万人(全人口の24%)
2015年には1億人弱まで伸びる予想


インドネシアのデータはソースによってまだ数値のばらつきが多い。
誤差を許容する寛容な心が大事かもしれません(笑)

2013-09-01

インドネシアのEC事情

今日は何かと注目されている インドネシアのEC事情 に関して。

まずは、BtoC ECのマーケット規模・今後の成長予測 から。
*トラベル(フライト&ホテル)、Digital DLs、オンラインチケット販売も含まれます。
 CtoC取引は含まれません。


2011年のEC売上は $0.56B 、今年の予想は $1.79B
伸び率はすごいけど、絶対数がまだ少ない状態。
それでも $1.7B あるのがちょっと意外ではありますが。

中国の伸びははんぱないな(笑)


次は ネット利用者を分母としたEC利用者割合


2013年で10%程度 です。
ネット利用者が 5,000万人程度なので、およそ 500万人 がオンラインで何かを買っている。
日本は ネット人口9,610万人(総務省)の78% = 7,500万人がオンラインで何かを買っている計算。

日本の2倍人口が多いインドネシアなのに、絶対数が少なく、やはりネットサービスはまだまだこれからですね。


また、CtoCも入れたインドネシアのEC規模 は下記の通りです。
*だだし、このデータはトラベルは含まれないので、前の表と単純に比較できませんが。





 CtoC取引プラットフォームではKaskusが最強です。



また、2011年のインドネシアでのトランザクションの平均単価は $256/Person,Year
中国が $800 なので、平均購入単価もまだまだ低いですね。


続いて、インドネシア国内でECで売れている商品カテゴリ


このデータはトランザクション額ではなくトランザクション数だと思います。
数ではファッション、額ではElectronics(ガジェット含む)がこの国のトレンド。


ちなみにファッションカテゴリはここ数年 Google検索数が大きく伸びているカテゴリの一つ です。
ちょっとマニアックなデータですが参考までに。

Apparel Auction Metrics(Google Search)

グラフの作り方を変えると。。。(CTs,CTRも追加)
 
Queriesの伸びに対してImpの伸びの方が大きいということは、リスティング買う広告主が増えているということ。

BigKWである [baju online](洋服 オンライン の意)を検索した時のリスティング出稿状況のキャプチャ。

 
11枠きちっとリスティングでてますね。競争が激化しています。



ECに話を戻すと、決済に関しては、
  • 多くが銀行振込
  • 30%がクレジットカード
でトランザクションしているようです。

銀行振込の時は実際に振込まで行かない人もいるので、
オンラインコンバージョンからリアルトランザクションまでいかに割合落とさず結びつけるかも大事です。


最後にインドネシアECに関する個人的な見解を。
注目はされているものの、マーケット規模は以前小さいまま。
数年ではなく、5年・10年かけてようやくECで成功する会社が出てくると思う。

ネック は、
  • 決済手段が銀行振込(クレカの普及率が低い、貸し倒れが多く政府も規制を強化するかも)
  • ロジスティックス(管理、配送時の渋滞、転々とする島々)
  • ユーザーのネットリテラシ
  • リアルなショッピングがレジャーの一つであること
  • 政府がECトランザクションに税金を上乗せするかもしれない

ポジティブサイド は、
  • EC協会ができ、ユーザーへの信頼性向上、ロビー活動(おそらく)などやっている
  • Carrefour等大手オフラインショップがオンライン販売を始めている


いつかインドネシアの個別ECサイトに関する記事も書こうと思います。忘れなければ(笑)

データソース:Google, emarketer, veritrans, DailySocial

2013-08-19

アジア一の親日国 インドネシア!!

8月上旬のインドネシア長期休暇レバラン(日本で言う お盆+正月 みたいな休み)の
トラフィック減少を分析してアップしようとしたのですが、思ったより落ちてないのでお題を変えることにしました。


今日は、いつも仕事をさせてもらっているインドネシアと言う国に関して。


このまえの土曜日はインドネシアの独立記念日。68歳になりました。
Google TOPもこの通り独立記念祝いのデザイン。



まずは、インドネシアの基本的な情報から。



人口 2.4億人(世界第4位)、うちジャカルタ近郊に 2,800万人。すごい人数です。
ちなみに、東京の人口は1,300万人、お近くの国マレーシアの人口は2,700万人。

宗教は9割弱がイスラム教、観光で有名なバリはヒンズー教です。
毎朝コーランがスピーカーで大音量で流れて一日が始まります。

GDP・経済成長率・物価上昇率はグラフの通りです。
日本だと物価上昇は意識したことなかったですが、この国だと体感することが多いです。

最近身近なもので物価が上がって覚えているものは、、、

・ExpressとTaxikuのタクシー 初乗りが Rp.5,000 ⇒ Rp.6,000 (20%上昇)
・FamillyMartのドーナツが Rp.5,000 ⇒ Rp.6,000 (20%上昇)
・吉野家でいつも頼んでいたセットが Rp.55,000 ⇒ Rp.60,000 (10%弱上昇)
・ スタバのエスプレッソが Rp.18,000 ⇒ Rp.20,000 (10%強上昇)

タクシー初乗り Rp.6,000 は60円くらいなので、日本に比べれば1/10以下ですが(笑)





次は未来の話。 

 

 



現在、GDP世界16位(IMF)のインドネシアですが、現大統領が2025年までに世界10位以内に入るとマスタープランに入れています。


生活している限り、今後10年強で世界10位まで上がるとは想像しがたいです。。。
首都ジャカルタの中心地でさえ、大通りを一本入れば歩くの怖いような場所も数多くあります。

道路インフラが整っていないため常に大渋滞、電車は長距離用で市内移動に使えない、洪水があるから地下鉄を作れない、、、などなど、解決しなければいけない課題はたくさんあります。




GSの予測では、2040年に中間所得層がピークになるとのこと。激増予測ですね。

地域別のA Class分布を見ると、77%がジャカルタ、7%がスラバヤです。2地域を抑えれば84%がカバーできるので、広いインドネシアと言えどマーケット対象はある程度限られます。

ざーっとインドネシアの説明をしてきました。


そんなインドネシアは実はとても親日な国です!!


各国の親日指数のランキングでインドネシアはTOPレベル!(ソースはBBC WORLD)





インドネシアで販売された車の95%以上は日本車バイクにいたっては99%が日本製のようです。
(コーランが鳴るスピーカーも日本メーカーがトップシェアだとか)


理由はいくつか考えられますが、

  • 日本のODA先はインドネシアが最大。それを毎年継続している。
  • 日本が最大の輸出国。すなわち最大の外貨獲得先。
  • 同じアジアの島国でありながら、GDPが世界3位の経済大国として尊敬している。
  • 高い技術力でインドネシアの工業製品をけん引している。
  • 第2次世界大戦後、残留日本兵がインドネシア独立のためにインドネシア人と一緒にオランダ軍と戦った。

などがあげられます。

今までたくさんのローカル企業にアポ行きましたが、
日本人だからと言ってマイナスな印象をもたれたことは一度もありません。

戦後間もないころから日本の 商社・メーカー・銀行 がインドネシアに進出し、
インドネシアに多大なる貢献をしたから、現在の親日感情があるのだと思います。
感謝感謝です。



インドネシアで2年弱仕事していて思うことは、
インドネシアを受け入れ・好きになることが一番大切ではないかと。

想定外のトラブルも多々起こるけど(むしろトラブルがない日はないくらいw)、
日本式をすべて押しつけるわけではなく、彼らの意見を尊重し、そこにアドバイスする程度でいいかもしれません。


インドネシアスタッフの成長あっての企業成長。日本人だけでは何もできないので。


インドネシアという他国で働かせてもらっている身として、常に感謝の意を忘れずに仕事に励みます。


受注祝いでケンタッキーランチ(2013/8/19) 


ジャカルタの先輩が教えてくれたインドネシア人の行動紹介ビデオ(笑)


次回はネットのこと書きます!

2013-08-09

Lazadaアフィリエイトプログラムに申し込んでみた

6月にリリースされた Lazada Indonesia Affiliate Program が気になったので、どんなもんかと申し込んでみました。


レポートの前に、Lazadaって何だ という人も多いと思うので、簡単に Lazada の説明を。


Lazada.co.id ( http://www.lazada.co.id/ )

 


インドネシアの最大手ECの一つ。ガジェット、エレクトロニクスが強い。
*東南アジア各国にそれぞれ同じサービスを展開してます。

Alexa インドネシア総合ランキング:39位
        ECサイト ランキング:4位

運営者はドイツの Rocket Internet ( http://www.rocket-internet.de/ )
賛否両論はありますが、成長している会社であることは間違いないです(笑)
インドネシアでは Zalora とか foodpanda とか pricepanda とか運営してます。


さて、本題のアフィリエイトプログラムに戻ります。
インドネシアではまだASPがないため、アフィリエイトは殆ど知られていません。
ポイントサイトは Realworldさん がやっている poinweb ( http://poin-web.co.id/ )があります。

こちらが Lazadaアフィリエイトパートナー登録画面



最大5%コミッション」のタグラインです。

サイト内に詳細の説明はなく、別途PDF資料でアフィ条件詳細が書いてあります。
ブログにアップしたいですが、CONFIDENTIALって書いてあるのでやめておきます。

資料に書いてあるキモになるポイントを下記に書きます。

 【報酬】

成果による段階制。
0 - 60 CV/月間 ⇒ 売上の3%
61 - 120 CV/月間 ⇒ 売上の4%
121CV/月間 以上 ⇒ 売上の5%

日本のAmazonのコミッションが下記なので、Lazadaは一般的な料率かと思います。


【注意事項】

・成果はラストクリックベースで計測
・クッキーの有効期間は30日
・成果確定は注文が上がってから30日以内
・支払いは注文確定から30日以内
・商品キャンセル時、不正は成果却下対象

アフィでは一般的なことですね。
支払いは日本では末締め60日/90日が一般的かと思いますが、Lazadaは成果確定後30日のようです。
パートナーを思ってのことか、ただ雑に書いているのかはわかりませんが(笑)
また、日本だと支払い時に最低成果金額があると思いますが、その記載はありません。
100円の報酬でも払ってくれるのでしょうか。。。

【その他資料を読んで気になったこと】

「Lazadaはこんなにすごいメディアです」って言うスライドが多かった。
前年比CVR 2倍になりました
・TVCM打ってます
 ・AlexaでTOP100に入りました
月間UV 3Mいます
・こんなカテゴリに人気があります(カテゴリ別の表が添付されている)

パートナーにCVRが高いってことを伝えるメッセージでしょう。

【キーになる数値を直接問い合わせてみました】

実際にLazada Indonesiaに問い合わせて聞いてみました。直球の質問です(笑)

質問:アマゾンからの貼り替え考えているんですが、CVRと平均購入単価はいくらですか?

回答:
Avg.CVR: 1%
Avg.Sales: Rp.1,000,000 (日本円で1万円くらい)

うーん、両方ともちょっと盛っている数値だろうなぁ(個人の見解です)。
Lazadaで平均CVR1%は出ないだろう。
パートナー獲得のためだから強気に言うのが普通ですかね。


アフィパートナー申込フローはいたって簡単


1) 基本情報を入力


2) 利用規約を読む (長いからカット)


3) 申込申請完了


あとは、申請サイトが承認されるのを待つだけです。



最後にインドネシアでのアフィリエイトに関する個人の見解を。

オープンなアフィリエイトプログラムが流行るのは、まだまだ先になる。
まずは、クローズドでのアフィ(有名人、有名ブロガー)が先行する。
それも代理店が主導権を握って、管理するような形態だろう。
(パートナー探し、アフィ商品選び、記事内容、成果確認など全て知識がある代理店がやる)


下記のスライドにも書いてますが、今のインドネシアのネット環境は
「1.創世記」から「2.拡大期」への移行期 であると思う。


オープンなアフィリエイトが流行るには、クライント側もメディア側も成熟する必要がある。
下記が現状の懸念点。

クライアントサイド

・ネット広告の効果測定をしていない(Imp,CTsだけ計測)
・オンラインでのCV地点を設けていない

メディアサイド

・大手メディアは枠を純広、ADNWでしか売らない
・個人ブロガーが少ない(おそらく、FB・TWが流行りそちらで事足りるから)


アフィリエイトが流行るのは(流行りが来ない可能性もあり)、しばらく先になるだろうと思います。